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少年少女クラスへの想い
「社会で活躍出来る人間へ」
これが岩田道場の育成目標 運営方針です。
次代を担う子供達を取り巻く環境は少子化、グローバル化、IT化など急速に変化しています。それをうけて現代の子供達の問題として
自制心や耐性、規範意識が十分育っていない、運動能力の低下、他者とのかかわり「基本的生活習慣や態度が身についていない」という点がよく挙げられます。
グローバル化により社会は徹底した競争社会に、さらにAI時代に突入し2025年には50%以上の仕事を機械が行うと言われる中、今の子供達は我々には想像のつかない世界で
人生100年といわれる長い人生を自分の力で生きていく事になります。
その中で必要になってくるのは「人間力」
一人の人間として力強く生きていけるための総合的な力「人間力」です。
その基本として、どのような時代であろうとも自分の可能性を信じ、自分で考え、自分で判断し、自分で行動するという「自主自立」の精神こそが子供の豊かな人生の土台となります。
その自主自立の精神を育む事を「少年少女クラス」人間最重要視し、力を注いでおります。自主自立の精神育成のために以下の4項目を最重要視しています。
道徳心
自己肯定力
集中力
競争心
礼儀礼節、上下関係、日々の稽古での努力、継続、試合での喜び、悔しさ。黒帯を目指し昇級・昇段していく達成感、そして自信。そういった経験の場を提供していくのが我が道場です。
さらに道場での子供達の様々な経験を利用して親御さんが、その頑張りを褒め、子供を認め、サポートする事で非常に重要とされている<自己肯定力>を高める事に繋げていけます。
我慢もさせず、挫折もさせず嫌な事からいっさい遠ざけて育った子供を社会に出すのは非常に酷な事です。
岩田道場では空手を通じて「自主自立の精神」を養い、自らの力で未来を切り開ける強い青年を育てます。
自己肯定力
自己肯定力とは「自分は大切な存在だと感じ、ダメな自分も含めありのままの自分を認められる力」です。
自己肯定力が高いと自分の可能性を信じられるので前向きな努力を続けられます。自己肯定力が低いと自分の可能性を信じられない
ため叱られれば必要以上に落ち込んだり、逆ギレしたり、すぐ飽きられたりします。
ですから伸びるはずがありません。
自己肯定力の低さは生きるのに常に息苦しさを伴います。
この自己肯定力を高めるには達成感を作る事。頑張った過程を褒めてあげる事が非常に大切で、幼少期のご家庭での教育が大きく関わってくると
言われています。
道場では自己肯定力を高めるための様々な経験を提供出来ます。
普段の稽古では苦しい事も、我慢する事もあります。
昇段試験をクリアすれば達成感を得られます。黒帯まで行けばさらに大きな達成感があります。将来の自信にもなります。
なによりそれまで何かを継続出来た力は必ず大きな力になります。
試合では負ける事もありますから悔しくて泣く事もあるでしょう。相手に立ち向かうには勇気も必要です。
そういった子供の経験を共感し、励まし、成長した点、頑張った点を褒めてあげて下さい。
つい叱ってしまうという方、一度1時間大人の稽古に参加してみて下さい。
1分間、全力でスパーリングをしてみて下さい。
試合のように皆が注目する中で強そうな選手に対峙してみて下さい。子供は頑張っているのだと実感するはずです。
競争心
グローバル化により社会の競争は激化しています。
目標を持って上を目指せば必ず競争があり、競争社会から逃げていては自立した人生を組み立てられません。
空手競技においては身長・体重・手足の長さ、俊敏さなどの各々の個性の中で競争が行われます。
そこには「極端な平等」は存在しません。学年は合わせますが
不平等を楽しく、もともと不平等な中でいかに自分の個性、才能を活かすか、いかに良い状況を自分で作っていくか。
平等という名の嘘で、その場をしのぐのは恐ろしい事であろうと考えています
競争相手の存在が子供を伸ばします。
田舎育ちの僕は外遊びの中で自然と競争していましたが都市に住まわれているご家庭では難しい。
その環境を空手という場で提供し、競争から目をそらさない人間を育てていくのが岩田道場です。
集中力
集中力の低下は子供達の問題の一つです。
長時間にわたるスマホ使用、食生活、睡眠の乱れといった不規則な生活が挙げられています。
集中力の基礎は主に幼少期に養われます。厄介な事に集中力の有無は、大人になってからもスポーツ・芸術・受験・仕事、、、
あらゆる場面で大きく影響します。
道場では稽古前に正座をし、道場訓を唱和し、黙想を行います。
道場に入ったばかりの子は意味も分からぬまま、周囲を見て、なんとなく真似をする所から始まります。
姿勢もグダッとなる事も多く、周囲を見ているわけですから目線もキョロキョロ。
そんな子供達も2か月後には姿勢よく正座をし
「一つ我々は〜、」
と大きな声で道場訓を唱和し静かに目を閉じて黙想出来るようになります。驚くべき事です。
空手の<型>を覚えるためには、しっかり見る事、しっかり聞く事が大切です。
キョロキョロの子供達も、ちゃんと見て聞いて覚えて行きます。「出来るようになった」という自覚と達成感が子供達をさらに伸ばします。
試合になれば相手の動きを見て、先を読んで瞬時に対応する能力が不可欠です。
道場での地道な稽古の繰り返しにより自然と
集中力が養われていくのです。
落着きがなくキョロキョロしていた子供達が、だんだんと真剣に稽古に取り組むようになります。
その成長を見るのは親御さんだけでなく、指導者も非常に嬉しいものです。
道徳心
世の中には必ず守るべき一定の秩序があります。挨拶や言葉使いなどの礼儀作法は小さい事から身に付ける習慣です。
社会には必ず上下関係があります。
無理なくとけこめるかどうかで生き方は変わるでしょう。
武道は礼に始まり礼に終わるという言葉通り、道場の入退場時、稽古の前後に試合の前後に必ず礼をします。
相手に敬意を表し、感謝を示すのです。稽古が出来るのは当たり前の事ではありません。
大切に育て、子供のためにと道場に通わせてくれる親がいて一緒に励む仲間がいて、初めて稽古が出来るのです。
また試合でのガッツポーズは反則となります。
試合の相手には敬意を払い、侮辱的な態度をとってはなりません。相手あってこそ初めて自分を高めていけるのです。
普段の稽古において道場では幼稚園〜小学高学年、あるいは小学生〜大人まで一緒に稽古を行う事がよくあります。
年代の幅広い中で行われる稽古においては年代間の交流も生まれ、それに応じて縦社会を経験します。
今は「縦社会」を否定的な文脈で使用されることが多いと感じておりますが、社会は基本的に縦社会です。
ですから縦社会に対する耐性や免疫力をもたせるのはとても大切な事です。
こういったことを日頃から意識することで礼儀は自然に身についていきます。
我々は社会の中で生きています。これから関わる多くの人々の中で、自分がどのような心遣いで、どのように判断し、どのように行動するのか。
道徳心はその土台となります。
極端な事を言えば、道徳心の欠如が人生を潰す
場合もあります。
子供の明るい未来のために岩田道場では空手を通じて、武士道精神を根幹とする他者を思いやる心、感謝出来る心を育み、根付かせて行きます。
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